あれから8年 いつも心にニコニコを
ニコニコこどもえん夏目です。
今日で東日本大震災から8年が経ちました。
当時私は高校二年生で学校の校舎内にいたのであまり揺れを感じることなく
先生たちが走り回る姿に少しソワソワして「どうなるんだろう」と思ったことを覚えています。
学校から出てみるといつも乗っているバスは動かず、信号も消えていました。
家まで歩く中で警察や大人の人たちが交通整備をしているのを見て「大変だな、大丈夫かな?」程度にしか思いませんでした。
家に帰ると電気もつかずニュースも見れずにだんだんと実感が沸き、不安な気持ちになったのを覚えています。
そこで母から阪神淡路大震災の話を聞きました。地震を経験したことのない私には想像もつきませんでした。
「早く電気復旧しないかな」「お風呂に入りたいな」などそんなことばかり考えていました。
翌日電気が復旧してからはテレビやネットで地震の恐ろしさに目を疑い、恐怖を感じました。
同時に自分の考えがとても安易だったことを痛感しました。被災地には友人もいたのでただただ心配でした。
私は高校でソフトボール部に所属していました。頻繁に他県に遠征にいく事が多かったのですが、
毎年行っていた福島県の旅館が震災の被害にあい利用できなくなった。グランドが津波の影響でなくなった。などたくさんの話を聞きました。
遠征先のすぐ裏の公民館は遺体安置場所になっていたりなどたくさんのことを聞き、震災が一気に身近に感じました。
顧問の先生は「被災地に遠征に行こう。みんなの目でも直接見てほしい。」と話し、
津波にあった地域を見ました。建物は一切なく、平地がひたすら続いていました。対戦相手の選手から震災の時のこと、震災後のことをたくさん聞きました。
その風景、話に胸が苦しくなりみんなで泣いていたことを覚えています。言葉にできない、どうしようもない気持ちになりました。
それから毎年ニュースなどで取り上げられるたびにその風景や被災者の方々の話を鮮明に思い出します。そして私たちが当たり前に過ごしてる今が当たり前ではないんだと痛感します。
今後も復興のために今後もできることを見つけ、微力ながら私たちなりに支援をしていけたらと思います。
自然災害は防ぐことが出来ません。予想することもできません。ですが子ども達の笑顔を守るためにこれからも
毎日が当たり前ではなく、毎日が幸せなんだという事を忘れずに過ごしていきたいと改めて考え直しました。
震災が風化していかないように子どもたちにも伝えていきたいと思います。
「もう少し大きくなったら教えてね!」
「毎日ニコニコできるって幸せだね」
「ニコニコおすそわけします♡」
いつも心に
ニコニコを
被災された方々の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。