ニコニコのススメ
ニコニコこどもえんには保育に関する悩みをお持ちの他園の保育士さん(多くは元同僚)が
仕事帰りに遊びに来てくれることもあります。
他園の保育士さんが気軽に遊びに来れるというのがニコニコこどもえんのいいところ♡
手土産なしで手ぶらで来れるのがもっといいところ♡
相手の予想滞在時間を遥か過ぎるくらい話が長くなるのは私のダメなところ。
でも大丈夫!世の中にはもっと話が長い人もいるので…
(え、園長…決してあなたのことではありません 汗 )
あなたの話はナイル川のように… 長く美しい…
遊びに来る方はみんな高い志をお持ちの方ばかりです。
何かの答えを求めてやってくるのではないのです。
ただ『保育』の話がしたいだけなんです。あつーい保育論。
素晴らしいですね…
最後は皆さんさっぱりした表情で帰られます。
つい先日いらした方も、保育について色々話したあと『ボルダリング』を登り、
プリンを食べて、甘いコーヒー飲んで帰られました…笑 また遊びにいらしてください♡
そして話は本題へ…
ニコニコこどもえんでは子どもたちが保育園で
① 『安全』と『安心』のもと心身ともに健康に過ごせるために、
② 様々な『経験』や『遊び』を通して色々な事に気づき、まなぶことができるために
③ 何より毎日保育園で楽しくニコニコ過ごす事ができるために
年齢ごとに保育指導計画というものを立てています。
それぞれ子どもたちの個別指導計画も立てています。
保育指導計画には長期指導計画(年間計画、月案)と短期指導計画(週案、日案)があり、
この保育計画に基づいて日々の保育が展開されています。
もちろん保育計画の作成はどこの保育施設でも行っている事ですが、
内容は各園の『保育目標』と『保育理念』、『保育方針』に基づいて作られているので様々です。
そして保育士は各々が『保育のレシピ』、『保育の引き出し』を持っています。
今日はニコニコこどもえんを代表して、私が『保育のレシピ』を一つ紹介したいと思います。
今日のレシピは特別な保育技術は要しません。
そして何よりご家庭でも実践していただきたいのでこちらを選びました。
今日のレシピは『絵本の読み聞かせ』です。
これは私がクラス担任をしていた頃、毎日必ず1冊は子ども達に絵本の読み聞かせをしていました。
また、お昼寝の時間は即席の作り話を聞かせていました。
これは昔からずーっと継続させてきたレシピです。
読み聞かせによる具体的な効果として次のものがあげられます。
・『読み聞かせハンドブック』によれば人間の声は子どもの精神状態を落ち着かせるための
最も効果的なものだそうです。また読み聞かせは大人と子どもの親密な人間関係を構築する基盤になるとあります。
・絵本の読み聞かせは『好奇心』のきっかけを作ると言われています。
絵本を通してものごとを楽しいと思える心や好きなものを見いだせる心を育むことが出来ます。
・年齢の高い子になると物語の内容を先読みしたり、想像力や発想力を膨らませて見ることが出来ます。
さらに物語を通して思いやりの心や優しい心が育っていきます。
・絵本の読み聞かせで集中力がつきます。最初は落ち着いて見ることが出来なかった子も、
繰り返し習慣として読むことで座って見る事が出来るようになると言われています。
・言葉の獲得を豊富にします。読み聞かせで色々な言葉を絵と照らし合わせて見る事により、
自然とたくさんの言葉を獲得します。
また近年の研究では児童の学習理解には文章理解力が大きく影響すると言われています。
つまり入学後の成績向上には小さい頃からの読み聞かせはとても有効的なのです。
・そして何より絵本が好きな子になります。
私の場合はそこに一番のねらいを持って、
読み聞かせを取り入れています。大人になっても本を読み続ける事が大事だ
と自分でも痛感しているからこそ、子どものうちから本を読む、見るという習慣をつけてあげたいと思います。
大好きな先生だと、より興味が深くなります
ベテランが読むのもよし!昔話が最近の話に思えます
(怒られますね…笑)
外国の方が読むとまた違った興味が沸いてきます。
『モモタロー、ドンブラコ、ドンブラコ』
絵本は大人による読み聞かせだけではなく、子ども同士で見る姿も多くなりました♡
こんな微笑ましい姿も コンテストで入賞しそうな写真♡
今の時代はスマホが本を読んでくれます。こんな経験も大切でしょう。
とにかく様々な経験を通し、
『楽しさ』のなかでたくさん学んでほしいと思います
ご家庭でも始められるニコニコこどもえんの保育レシピも少しずつ紹介していきますね!
イエス!
フォーリンラブ♡
『いつも心にニコニコを』